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2024/05/29

社員食堂のデザインを決めるポイントとは?メリットや導入の流れ、導入事例を紹介

社員食堂デザインはどう決める?ポイントやメリットなど導入事例付きで解説!

社員食堂を導入するとき、決めなければいけないのがデザインです。
社員食堂にはさまざまなメリットがありますが、どのような空間としてデザインするかで、社員の利用率や満足度なども変わってきます。
そのため、ポイントを押さえてデザインする必要があるのです。
この記事では、社員食堂の導入メリットから、デザインのポイント、社員食堂の導入の流れや導入事例まで、詳しくご紹介します。

社員食堂を導入するメリット

社員食堂を設置するメリットとは?
社員食堂を導入するメリットは、下記の5つです。

社員の満足度やモチベーションを高める

社員食堂は、社員の企業に対する満足度や、仕事へのモチベーションを高めてくれます。
空間デザインや料理などに気を遣うことで、下記のような価値を提供できるためです。

  • ・社員食堂が快適で過ごしやすい
  • ・おしゃれで気分が上がる
  • ・社員間のコミュニケーションが弾んで楽しい
  • ・提供される食事がおいしい
  • ・安くてたくさん食べられる

満足度が高まれば社員の定着率がアップし、人材の流出防止につながるでしょう。
社員の働くモチベーションが高まれば、仕事の効率アップも期待できます。

社員の負担を軽減できる

社員食堂は、社員の負担を軽減できるメリットもあります。
企業の立地によっては、周辺に飲食店が乏しいといった問題があるためです。
社員食堂は敷地内に設置するため、移動の手間を省き、社員がゆったり過ごせます。
時間が確保できることで喜ぶ社員は、ハードな職場であるほど多いでしょう。
また、ワンコイン程度の価格で料理を提供できれば、社員の懐も痛みにくいです。
社員食堂の設置により、「日々の出費を少しでも節約したい」、「節約のために毎日早起きしてお弁当を作るのは辛い」、といった社員の気持ちに寄り添うことができます。

社員間のコミュニケーションを促進できる

社員食堂があることで、社員間のコミュニケーションを促進できます。
同じ部署や同じ課の社員同士が、同じ場所、同じ時間に食事できるようになるためです。
社員食堂がない場合は、各々の都合でバラバラに食事を摂ってしまいます。
また、一緒に食事を摂るにしても、席が近い社員や、仲が良い社員だけで固まってしまいがちです。
仕事の質は、上司と部下の報連相のしやすさや、社員間のコミュニケーションのしやすさによっても左右されます。
社員食堂の設置によって、コミュニケーションが活性化しやすい社内環境を作ることが可能です。

社員の健康管理ができる

社員食堂を設置することで、社員の健康管理も容易になります。
社員食堂では、管理栄養士を雇用する、外部に業務委託をするなどして、栄養に気を使った食事を提供できるためです。
現在では、栄養バランスが整っていて金額が安い社食サービスもあり、導入のハードルも下がっています。
社員各々に任せていると、栄養が偏った食事や、カロリーが高い食事ばかり食べてしまうことも考えられます。
社員の具合が悪くなったり、病気になったりすれば、病欠や通院などで業務に支障が出ることもあるでしょう。
医食同源という言葉もあるように、日々の食事は健康につながる大切なものです。
社員食堂で栄養バランスの整った食事を提供することが、社員の健康を守ることにつながります。

ブランディング効果が狙える

社員食堂があることが、企業のブランディングにつながることもメリットの一つです。
ブランディングとは、企業独自の特色や信頼性といった価値を作り上げ、高めていくことを指します。
ブランディングにつながるのは、社員食堂の設置によって、「社員を大切にしている企業」「福利厚生の整った企業」という印象を作れるためです。
社員食堂を福利厚生としてアピールすれば、採用力を高める効果も見込めるでしょう。
デザイン性に優れた社員食堂は、ホームページやSNSに掲載することで、よりブランドイメージを向上させてくれます。

社員食堂のデザインのポイント

社員食堂デザインの決め方とは
社員食堂のデザインを決めるポイントは、主に5つです。

移動しやすい動線づくり

社員食堂の空間デザインは、移動しやすい動線づくりがポイントです。
動線とは、人が移動する経路を線で結んだものを指します。
例えば、社員が料理を乗せたトレーを持ってテーブルまで移動するとします。
その際の動線は、誰かとぶつかって料理を落とすようなことがないよう、重ならない一本線で考える必要があるのです。
やむを得ず線が重なってしまう場合も、すれ違いやすいように道幅を広くするといった工夫が必要です。
入室から退室まで、社員がどのように移動するのかを計算して、社員食堂のデザインを決めていきましょう。

リラックスできる仕組みづくり

社員がゆったり休めるように、リラックスできる仕組みを考えることも大切です。
例えば、厚生労働省が定める「労働安全衛生規則」では、食堂の床面積は一人当たり一平方メートル以上で計算されています。
労働安全衛生規則を参考に最低限のスペースとすると、飲食店と比べて狭いため、窮屈さを感じてしまうかもしれません。
また、コロナ禍を経たことで、一人でゆっくり食事を楽しむ「ひとり飯」や、スマホを見ながらの「ながら飯」といった食事習慣ができた方も増えています。
社員食堂がコミュニケーションを促進できるといっても、コミュニケーションが苦手な社員もおり、黙食する期間が長かった学生が新卒として入社することも考えられます。
一人当たりの座れるスペースを広くしたり、一人でゆったり食事できるスペースを作ったりと、居心地の良い空間づくりが大事です。
それほど多くのスペースが確保できない場合も、落ち着いた色合いや植物を取り入れるといった工夫で、リラックスできる空間を演出すると良いでしょう。

多用途に利用できる空間にする

社員食堂の空間を無駄にしたくないなら、多用途に利用できるデザインにすることも検討しましょう。
スペースを社員食堂のみとして利用制限をかけると、その営業時間は数時間程度になってしまうためです。
社員食堂の営業時間外は、簡易的なミーティングスペースやフリースペースなど、さまざまな用途で使えるようにすると無駄がなくなります。
その際は、パーテーションやホワイトボードの用意、ノートパソコンを設置するためのコンセントなどが必要でしょう。
また、利用者が多く混雑するようなら、スムーズに利用できるように電子パネルやボードを用いて、予約制にするといった工夫も必要になります。

社員の意見を取り入れる

社員食堂の利用率や満足度などを高めるため、実際に利用する社員にヒアリングをおこなうことが大切です。
紙やwebを使ったアンケートで社員の意見を集約しておけば、利用率が著しく低いといった事態は避けられます。
ヒアリングすべき項目はさまざまで、「どのようなメニューがあると嬉しいか」、「金額はどの程度なら利用したいか」などが定番です。
メニューの傾向や希望金額だけでもわかれば、メニューの考案や、業務委託先を決める際に役立ちます。
また、デザインについて意見を求めたり、リフレッシュスペースやワークスペースとしても利用したいかといった用途について聞いたりするのも良いでしょう。
おしゃれなカフェスペースも設置すべきか、コンセントはどこが良いかなど、さまざまなことが決まりやすくなります。

他社やカフェのデザインを参考にする

社員食堂に適した空間デザインがわからなければ、他社や付近のカフェなどを参考にするのも一つの手です。
実際に利用されているデザインからは、おしゃれにする工夫、必要な動線、確保すべきスペースの広さ、実用性の高いアイディアなどがわかります。
ただし、参考にしたいと思えるデザインでも、企業のイメージと違い過ぎてブランディングには不向きということはあり得ます。
また、素晴らしいアイディアでも、予算やスペースなどの問題で実現できないこともあるでしょう。
そのため、あくまでも参考に留め、「予算内で実現可能か」、「目的を達成するためにより良いアイディアはないか」などは、業者に相談するのがおすすめです。

社員食堂の導入までの流れ

社員食堂を導入するときの主な流れとは?
社員食堂を導入するまでの流れは、主に6ステップです。

社員にヒアリングをおこなう

最初におこなうべきは、社員へのヒアリングです。
ニーズを調査することで、利用率や満足度が高い社員食堂を目指しつつ、社員食堂の設置を検討していることを周知できます。
料理の金額、メニューの豊富さなど、社員各々が重視している項目や、食べたいメニューや理想の供食形態など、詳しく聞き取ることが大切です。
そもそも、「社員食堂ができたら利用したいか」というところも調査しておくと、社員食堂を設置しても利用されないといったことも防げるでしょう。

テーマやコンセプトを定める

次に決めるべきは、社員食堂のテーマやコンセプトです。
テーマやコンセプトが決まれば、具体的な内装デザインと、その実現に必要なものがわかってきます。
テーマやコンセプトは、コミュニケーション促進やブランディングといった企業の目的に、調査した社員のニーズを取り入れることで形作っていきましょう。
例えば、「洋食メニューが豊富なカフェ風デザインの社員食堂で、社員の満足度向上とコミュニケーション促進を図る」といった形です。
他にも、「コーポレートカラーを重視したデザインでブランディングし、さまざまな食事を楽しめる形式で満足度や利用率を高める」など具体的な言葉にすると、業者に説明するときにもスムーズになります。

運営主体を決定する

次に、スペースやノウハウなどを考慮して、運営主体と運営方式を決定しましょう。
運営方式には、主に下記の3つがあります。

・企業自身が主体となって運営する直営方式
・社員食堂を運営する法人を新たに用意する準運営方式
・外部組織に社員食堂の運営を任せる業務委託方式

直営方式や準運営方式は、自由度が高くブランディングに向きます。
しかし、人材雇用の費用や手間があり、ノウハウがないと難しい面があるでしょう。
業務委託方式は、費用が抑えられて、スペースやノウハウがなくても対応できます。
一方で、業務の範囲が限定されるため、自由度が下がり、ブランディングとしてもやや不向きな面があります。

供食形態を定める

運営主体とほぼ同時期に決めていきたいのが、どのように食事を提供するかという供食形態です。
供食形態は、主に下記の4つがあります。

・社員食堂内の厨房で調理して、出来立てを提供する「調理型」
・食事を冷蔵庫に保管していつでも取り出せる、オフィスコンビニのような「設置型」
・配送された弁当を並べておく「デリバリー型」
・リモートワーカーも使える食事チケットを社員に支給する「食事券支給型」

調理型一つとっても、トレーに一食分を提供する定食形式、数種類の主菜や副菜から選べるカフェテリア型式、各々が料理を取り分けるビュッフェ型式などさまざまです。
調理するための厨房がない場合は、設置型やデリバリー型が良いでしょう。
社員にリモートワーカーが少なくない場合は、食事券支給型と組み合わせて不満を減らすといった施策も必要になるかもしれません。
いずれにしても、自社にあったものを選択する必要があります。

各種コストを算出

予算として用いるため、社員食堂の運営に必要なイニシャルコスト(導入費)とランニングコスト(維持費)を計算しましょう。
例えば、リノベーションや厨房設置をおこなうのであれば、工事費や設備費がイニシャルコストとしてかかります。
他にも、人件費や水道光熱費、食材費など、さまざまなコストが必要です。
こうした各種コストを、月間の売り上げでどう回収するかといった部分も、社員食堂を運営するためには必要な議論でしょう。
食堂を開放して一般の人も利用可にするか、昼だけでなく夜も営業するか、コストを抑えるためにセルフサービスを導入するかなど、具体的な数字を用いて計画します。

メニューの開発・考案

社員の利用率や満足度を向上させるために、社員食堂のメニューを開発します。
飽きさせないことを考えるなら、定番メニュー以外にも、季節ごとの食材を使ったメニューが必要でしょう。
他にも、和洋中やエスニックなど、メニューに幅を持たせた方が飽きられづらくなります。
ただし、充実させすぎると調理の負担や食材費も増える可能性があります。
増えた調理の手間や食材費に合わせて価格を高く設定すると、利用率低下につながるため、注意が必要です。
業務委託の場合はメニューの開発や考案などを任せられるため、ノウハウがない企業の場合は、まず外部への業務委託から検討すると良いでしょう。

社員食堂が抱えやすい課題とその解決方法

社員食堂設置時に気を付けたい課題一覧
社員食堂は、設置の前後でさまざまな問題を抱えることがあります。
ここでは、社員食堂が抱えやすい課題とその解決方法についてご紹介します。

イニシャルコストとランニングコストの課題

社員食堂を設置するハードルとして、イニシャルコストとランニングコストがあります。
イニシャルコストは、工事費や人材採用費、設備費などです。
場合によっては数百万円といった費用が最初にかかるため、ハードルの高さを感じることが多いでしょう。
イニシャルコストを抑えたい場合は、社員食堂のスペースを狭める、厨房設備は中古やリースで対応するなどの工夫ができます。
ランニングコストは、水道光熱費や材料費、人件費、業務委託費などです。
ランニングコストを抑えたい場合は、供食形態に工夫がしやすいでしょう。
弁当を設置して取ってもらうデリバリー型や、調理型でも、セルフサービスで対応してもらえるビュッフェ形式にするなどの工夫があります。

利用率の課題

社員食堂を設置したはいいものの、社員の利用率が低い、あるいは減少していくといった課題が生じることがあります。
利用率の低下は、コロナ禍を経て、飲食店によるデリバリーやテイクアウトサービスが定着したことが挙げられます。
こういったサービスが価格も抑えた上で提供されているため、社員食堂の利用率が下がってしまうことがあるのです。
また、コロナ禍を経て価値観が変わり、大人数で食事する機会を減らしたいと考える社員も多いでしょう。
そのため、社員食堂を設置する前には、周辺の飲食店を調査したうえで、社員のニーズをしっかり捉えた施策が必要です。
例えば、独自のメニューがある、メニューが豊富で選ぶ楽しさがある、安くておいしい、健康に良いメニューがあるなど、社員食堂ならではの強みが求められます。

設置スペースの課題

社員食堂は、スペースをどこまで使うかが問題になりがちです。
既に使っている社内のスペースを、どこまで社員食堂として作り変えるかが問題になるでしょう。
スペースが広くない場合は、厨房のスペースが確保できないこともあり得ます。
その場合は、調理は社内でおこなわず、外部に業務委託して対応するといった対応ができます。
冷蔵庫に保管しておく設置型や、弁当を設置して各自に取ってもらうデリバリー型であれば、外部で調理された料理を提供するだけなので、社員食堂は運営可能です。

TOMITA株式会社の施工事例紹介

TOMITA株式会社の社員食堂の施工事例
ここでは、TOMITA株式会社が手掛けた社員食堂の施工事例をご紹介します。

東洋ビューティ株式会社 佐賀工場食堂

東洋ビューティ株式会社 佐賀工場食堂様は、設計から携わらせていただきました。
企業代表者様や役員の方からご意見を頂戴し、社員の皆様がリラックスできるような空間を目指しています。
吹き抜けによって解放感が生まれ、大きい窓からたっぷりと採光できるようにしたことで、明るく気持ちの良い社員食堂となりました。
テーブルや椅子は、社員の方々のさまざまな「昼食、休憩シーン」想像して配置しており、おひとり様での食事も、コミュニケーションを取りながらの食事も楽しめます。
食事のオーダーから返却までの動線も考え、スムーズに移動できるのも特徴の一つです。
圧迫感のないパーテーションを設置したことで、混雑時に整列を自然誘導できる配慮もさせていただきました。

東洋ビューティ株式会社 佐賀工場食堂の施工事例の詳細は、こちらをご覧下さい。

社員食堂のデザインはTOMITA株式会社へ

社員食堂デザインでお悩みならTOMITA株式会社にお任せください
この記事では、社員食堂を導入するメリットやデザインのポイント、導入事例などについて、詳しくご紹介しました。
社員食堂はさまざまなメリットがありますが、デザインがしっかりしていないと、問題が起こり得ます。
社員が利用せず、導入にかかったコストが回収できないといったことも考えられるため、慎重に決めていくことが大切です。
TOMITA株式会社は、店舗の内装リフォームを幅広くメインにしており、社員食堂も手掛けた実績があります。
デザインから施工までを一箇所でおこなえるため、お客様の希望に沿いやすいという強みがあります。
社員食堂のデザインや設計施工は、TOMITA株式会社へぜひお任せください。

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