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2024/04/22

店舗の内装リフォーム・改装費用はいくら?工事費用の相場と施工事例

【費用相場】店舗内装のリフォームや改装工事にはどのくらいかかる?【施工事例】

店舗の内装リフォームや改装をすべきタイミングは、内装設備がくたびれてきたり、社会から変化を求められたりとさまざまです。
しかし、費用のことを考えると、躊躇ってしまう方も多いでしょう。
ここでは、店舗の内装リフォームや改装をおこなうメリットや、工事費用の相場、注意点や施工事例などについて詳しく解説します。

店舗の内装リフォーム・改装のメリット

店舗内装のリフォームや改装工事のメリットをご紹介
店舗の内装リフォームや改装には、さまざまなメリットがあります。
ここで主なメリットを3つ見ていきましょう。

リピート率の向上

店舗の内装リフォームや改装により期待できるのが、リピート率の向上です。
お客様にとっては、店内の空間も提供されるサービスの一つです。
くたびれた雰囲気の店舗よりも、綺麗で居心地の良い店舗の方が選ばれ、お客様にリピートされやすくなるでしょう。
もちろん、店舗の古さが、レトロ感やノスタルジックなどプラスな印象を与えてくれることもあります。
しかし、「老朽化して清潔感がない」、「古臭い」といったマイナスの印象になっているのなら、内装に手を加える時期に差しかかかっているはずです。

集客効果がアップ

店舗の内装リフォームや改装をおこなうことで、集客効果も見込めます。
リフォームや改装をしたばかりの店舗は、「どんなお店だろう?」「何か安くなっていないかな?」と人々の関心を惹きつけやすいためです。
リフォームや改装がきっかけで、足が遠のいていたお客様が再来店してくれる可能性もあります。
SNSでの集客も考えているなら、写真に映る店舗内装の重要性はより高まるでしょう。
集客できれば売り上げアップになり、新しい顧客層を獲得できれば、さらなるビジネスチャンスにつなげることができます。

働きやすい環境づくり

店舗の内装リフォームや改装では、働きやすい環境づくりもおこなえます。
デザインの変更や古い設備の修繕だけではなく、間取りやコンセントの位置なども変えることができるためです。
実際に働いているスタッフの要望を取り入れることで、業務の流れを妨げず、不便のない職場環境を作れるでしょう。
また、綺麗でおしゃれな店舗は、スタッフのモチベーションにもつながります。
新しくスタッフを雇う際に、アピールポイントとしても使うことができます。

店舗の内装リフォーム・改装をするべきタイミング

店舗内装のリフォームや改装工事を見極めるタイミングとは
店舗の内装リフォームや改装は、どのようなタイミングでおこなうべきでしょうか。
見極めをおこなう主なタイミングを、2つご紹介します。

内装や設備が老朽化している

店舗の内装や設備が明らかに老朽化してきたら、リフォームや改装のタイミングです。
例えば、時間経過でくたびれた壁紙や色褪せたインテリアなどは、お客様から見て不衛生に感じられてしまうかもしれません。
また、設備の老朽化は、スタッフやお客様の安全に影響することがあります。
設備の故障が火災につながることや、天井に取り付けられた設備が落下することも考えられます。
特にお客様が入る場所は定期的な点検をおこない、不具合を見つけたら早めに改善することが大切です。

店舗の売り上げが落ちている

店舗の売り上げ低下を実感しているときも、内装リフォームや改装を考えて良いタイミングです。
売り上げ低下の理由はさまざまですが、マンネリ化でお客様が離れた、需要の変化に追いついていないなど、店舗内に原因が求められることがあります。
そのようなとき、内装リフォームや改装をおこなえば、イメージを一新してマンネリ感を払拭できます。
また、内装デザインを利用者の年齢や性別に合わせて調整したり、デザインを大きく変えて店舗の方向性が変わったことを伝えたりすることも可能です。
バリアフリー化や間取り変更で、高齢者や足の不自由な方が利用しやすい店舗にすることもでき、さまざまな観点から店舗の問題にアプローチできます。

店舗の内装リフォーム・改装にかかる費用相場

費用相場はいくら?店舗内装のリフォームや改装工事の費用
店舗の内装リフォームや改装にかかる費用は、1坪あたりの単価で20~50万円が相場です。
40坪程度の店舗であれば800~2,000万円、50坪程度であれば1,000~2,500万円が相場といえるでしょう。
同じ40坪でも800~2,000万円のような金額差が生まれるのは、店舗の種類や、使用するマテリアル・材料などが影響しています。
例えば水回りの設備が必要な美容室やエステサロンや、厨房設備が必要な飲食店などは、費用が高くなりがちです。
また、ランクの高い素材や材料を広い面積に使用する場合も、費用が高くなります。

さらに、新規開店の場合は、物件の状態も影響します。
居抜き物件とスケルトン物件では、前の店舗の内装や設備が再利用できる居抜き物件が費用を抑えやすいです。

TOMITA株式会社の費用については、こちらを参考にしてください。
※上記の参考価格はサンプル物件(美容クリニック)の価格です。

店舗の内装リフォーム・改装時の注意点やポイント

店舗内装のリフォームや改装工事の要点・注意点

店舗の内装リフォーム・改装をおこなう際には、注意すべきことや押さえるべきポイントが多くあります。
トラブルも起こり得るため、注意点やポイントを確認しましょう。

多くの資金が必要になる

内装のリフォームや改装には多くのメリットがありますが、多額の資金が必要です。
さらに、リフォーム中や改装中は営業できず、収益が発生しない期間も生じます。
そのため、リフォームや改装にかかる費用と、改装期間中の収益をあらかじめ確保しておく必要があるのです。
投じた費用を回収できるか、費用に見合うリフォームや改装になるか、慎重に判断しなければなりません。

ローンを組めないことがある

内装のリフォームや改装では出費が増えがちですが、ローンが組めないケースに注意が必要です。
金融機関にローンを申し込むこと自体は可能でも、赤字経営が続いていると、断られることがあります。
ただし、業者によっては分割払いに対応しています。
分割払いは工事費用にもよりますが、工事開始前に50%を着手金として支払い、工事完了時に完了金として残り50%を支払うケースが多いです。
一括払いができない場合は、業者が分割払いに対応しているか、また上記のようなスケジュールで支払えるか確認しましょう。

消防検査が必要なことがある

店舗の内装リフォームや改装の際、消防検査(消防用設備等の設置完了検査)が必要になることがあります。
例えば、火災発生時に被害拡大が予測される「防災対象物」は、消防検査の対象です。
消防検査を受けるべき建物が検査を受けなかった場合は、消防法に違犯したことになり、行政処分を受けることになります。
さらに、消防検査の基準に合致していないと、リフォームや改装後であっても再工事や追加工事が求められることがあります。
そのため、リフォームや改装計画は、事前に消防法を頭に入れて練る必要があるのです。

休業時には休業補償を支払う必要がある

店舗の内装リフォームや改装のために休業した場合は、休業補償(あるいは休業手当)をスタッフに支払う必要性が生じます。
リフォームや改装を理由に休業することが、労働基準法第26条の「使用者の責めに帰すべき事由」に該当するためです。
お店が定めている休日は含みませんが、通常の営業日には平均賃金の60%以上を支払わなければならず、雇用形態に関係なく支払いは生じます。
内装のリフォームや改装の工事が長引くほど、休業補償を支払う期間も長くなってしまうため、最短で終えられるように計画する必要があります。

参考:e-Gov法令検索「労働基準法

工事時期はできる限り早く周知しなければならない

リフォームや改装工事で店舗を休業する場合は、その時期を早めに周知する必要があります。
情報が伝わっていないと、工事期間中にスタッフが予定を立てられなかったり、お客様が休業中の店舗に買い物に来てしまったりということが起こり得るためです。
また、工事の規模次第では、近隣の住宅や店舗に、工事の騒音やニオイなどで迷惑をかけることがあります。
トラブルを防ぐため、近隣には直接挨拶をして工事時期を伝えるといった、誠実な対応を心がけることが大切です。

目的を明確化して予算を組む

店舗の内装リフォームや改装を成功させるには、目的の明確化が大切です。
老朽化した箇所の修繕リフォームや、社会や需要の変化に合わせた部分的な改装など、目的はさまざまです。
しかし、せっかくの機会だからと、理想を追求してあれこれ要望を入れてしまう方も珍しくありません。
すると費用はどんどん多くなり、その後の店舗経営が厳しくなるといった事態もあり得ます。
そのようなことがないように、予算の上限額や、どの箇所は絶対に譲れないといった優先度などを決めておくと良いでしょう。

予算額や要望は、業者へ明確に伝える

業者に依頼する際は、予算の上限や要望、リフォームや改装の目的などをしっかり伝えましょう。
これらの項目を業者に伝えることには、さまざまなメリットがあります。
例えば、予算内で内装のリフォームや改装がしやすい、業者との認識違いを防げるなどです。
デザイナーがイメージしやすくなり、「予算内で何ができるか」、「要望や目的を叶えるために何が必要か」、「代替案はないか」など、さまざまな話がスムーズに進みます。
また、より正確な見積もりが取れるため、工事にかかる金額も明確になるでしょう。
決まりきっていない項目についても、業者に相談することが大切です。

TOMITA株式会社の費用については、こちらを参考にしてください。
※上記の参考価格はサンプル物件(美容クリニック)の価格です。

ライバル店舗とは差別化を図る

競合しているライバル店とは、内装の差別化を図ることが大切です。
ライバル店には見習うべき箇所が多いですが、見習うだけでは優位に立てません。
内装デザインは、外装デザインと並び、店舗の顔ともいえる部分です。
内装デザインを一新するのであれば、差別化を図る意識を持って、ライバル店の分析や自分の店舗との比較などをおこなう必要があります。
足を運んでくれるお客様の客層や好みなども考え、より良い店舗に仕上げましょう。

しっかりと業者を選ぶ

店舗の内装のリフォームや改装を成功させるには、業者選びにも気を付けましょう。
設計デザインはデザイナーに、最終的な仕上がりはデザイナーの指示を実行する職人の腕によるためです。
施工実績を見れば、デザイナーの傾向や職人の腕が見えてきます。
また、業者には得意分野があるため、施工実績からは店舗のリフォームや改装に詳しい業者かということも判断できるでしょう。
こちらの要望に柔軟に対応してくれるか、初心者でもわかるように詳しく説明してくれるかなど、対応力や信頼感も見ることも大切です。

TOMITA株式会社の施工事例はこちらをご覧ください。

費用を安く抑えられないか検討する

今後の経営に影響するため、費用を抑える方法がないか必ず確認しましょう。
例えば、新規開店であれば、スケルトン物件よりも設備が使い回せる居抜き物件を探すといった工夫ができます。
また、内装のマテリアルや材料のランクをできる範囲で落としたり、高級な素材はワンポイントに使ったりといった工夫もできるでしょう。

なお、リフォームや改装の範囲を狭めれば費用は抑えられますが、店舗を移転しないのであれば、残った部分もいずれ手を入れる必要があります。
部分的なリフォームや改装を繰り返すよりも、一度で全体に手を入れた方が安くなることもあります。
迷っている方は、全体的な工事と部分的な工事で見積もりを取り、どちらが最終的に安くなるか比較すると良いでしょう。

TOMITA株式会社の店舗内装リフォーム・改装の施工事例

どう仕上がる?店舗内装のリフォームや改装工事【TOMITA株式会社の施工事例】

ここでは、TOMITA株式会社が手掛けた、店舗内装のリフォームや改装の施工事例をご紹介します。

ジェムキャッスルゆきざき 大須店

ジェムキャッスルゆきざき 大須店様は、デザイン設計はなく、施工のみ請け負わせていただきました。
高級な仕上げ材を使用して、リッチな内装に仕上げているのが大きな特徴です。
例えば、用いるステンレスには美しい着色を施しますが、その前にはサンドブラストで加工を施しました。
サンドブラストで表面の凹凸を増やすことで、塗膜をより密着させ、外観の美しさや防汚効果を高めています。
他にも、高級な石材や特殊塗料なども使い、訪れるお客様が満足できるよう上質な空間を演出しています。
近隣の店舗様が営業されているため、気を遣いながらの工事でしたが、お客様の納得いく仕上がりになりご満足いただけました。

ジェムキャッスルゆきざき 大須店 施工事例の詳細はこちらをご覧下さい。

NANA

アパレルショップのNANA様は、デザイン設計から施工までを請け負わせていただきました。
工事前調査で床の状態が悪いことがわかり、木組みでの床上げ工事が難しい状況でしたが、施工担当者の機転で左官の土間仕上げで対応致しました。
その際は、高級感と耐火性に優れるモルタルを使っています。
ネックとなるモルタルの重さは、断熱性優れるスタイロフォーム(発泡プラスチック系といわれる種類の断熱材)を敷き詰めることで緩和しています。
お客様が使うフィッティングルームは、敢えて個室にせず、カーテンレールを提案させていただきました。
カーテンレールを丸みのあるR型にしたことにより、狭い空間でも圧迫感が出ず、より空間に溶け込む仕上がりとなりました。

NANA 施工事例の詳細はこちらをご覧下さい。

make my day 豊田T-FACE店

make my day 豊田T-FACE店様は、日常を豊かにするアイテムを販売されているショップ様です。
「瀬戸焼」のお皿や茶碗などの器を中心に販売されており、これらのアイテムが生きるようなレイアウトから計画させていただきました。
愛知県瀬戸市で製作される瀬戸焼は、千年以上という長い歴史があります。
そのため、ヴィンテージ感やアンティーク感も織り交ぜながら、すべてがまとまるようなシンプルかつ落ち着いた空間に仕上げました。

make my day 豊田T-FACE店 施工事例の詳細はこちらをご覧下さい。

店舗の内装リフォームや改装時に補助金・助成金は使える?

店舗内装のリフォームや改装工事で使える補助金や助成金情報

店舗の内装リフォームや改装の際、補助金や助成金を活用できることがあります。
活用できる主な補助金や助成金、注意点などについて見ていきましょう。

利用できる主な補助金・助成金

店舗にもよりますが、利用できる主な補助金や助成金には、下記の3つがあります。
※2024年3月時点での情報です。
最新情報や詳細は、各公式サイトやホームページをご参照ください。

業務改善補助金

 

概要 事業場内で最も低い賃金(事業場内最低賃金)を30円以上引き上げ、生産性向上に資する設備投資などをおこなった場合に、その設備投資などにかかった費用の一部を助成する制度
補助・助成対象 ・中小企業・小規模事業者であること
・事業場内最低賃金と地域別最低賃金の差額が50円以内であること
・解雇、賃金引き下げなどの不交付事由がないこと
など
補助・助成金額 ・生産性向上に資する設備投資などにかかった費用に一定の助成率をかけた金額と助成上限額とを比較し、いずれか安い方の金額
など

参考:厚生労働省「業務改善助成金

小規模事業者持続化補助金(持続化補助金)

 

概要 小規模事業者が自社の経営を見直し、自らが持続的な経営に向けた経営計画を作成した上でおこなう販路開拓や生産性向上の取組を支援する制度
補助・助成対象 ・商工会議所の管轄地域で事業を営んでいる小規模事業者
・商工会の管轄地域で事業を営んでいる小規模事業者
など
補助・助成金額 通常枠:補助上限50万円
賃金引き上げ枠、卒業枠、後継者支援枠、創業枠など:補助上限200万円
など

参考:商工会議所地区小規模事業者持続化補助金事務局「小規模事業者持続化補助金(一般型)

受動喫煙防止対策助成金

 

概要 中小企業事業主による受動喫煙防止のための施設設備の整備に対し助成することにより、事業場における受動喫煙防止対策を推進することを目的
補助・助成対象 労働者災害補償保険の適用事業主であって、中小企業事業主(健康増進法(平成14年法律第103号。以下同じ。)第28条の第二種施設を営む者に限る。)であること
など
補助・助成金額 喫煙室の設置などにかかる経費のうち、工費、設備費、備品費、機械装置費などの 3分の2(主たる業種の産業分類が飲食店以外は2分の1)
上限100万円

参考:厚生労働省「受動喫煙防止対策助成金 職場の受動喫煙防止対策に関する各種支援事業(財政的支援)

補助金・助成金を利用する際の注意点

補助金や助成金の制度は、年度によって内容が変わる、地域によって対象が異なるといったことが珍しくありません。
そのため、詳しい内容は、確認や問い合わせが必須となっています。
また、申請期限も限られており、来年度にはなくなっていることもあるため、早めに申請することが大切です。

店舗の内装リフォーム・改装はTOMITA株式会社へ

店舗内装のリフォームや改装工事はぜひTOMITA株式会社にご相談ください
TOMITA株式会社は、店舗の内装リフォームや改装をメインに、豊富な実績を持っています。
また、デザインから施工までをワンストップでおこなえる強みがあり、お客様のご要望をダイレクトに反映させることが可能です。
内装プランは3つあり、坪単価230,000~620,000円と、お客様に合わせて柔軟に対応できるのも選ばれている理由の一つです。(当社事例美容クリニックの場合)
店舗の内装リフォームや改装でお悩みの方は、ぜひ一度TOMITA株式会社にご相談ください。

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